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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000005122
発生日時
発生年2010年
発生月6月
発生曜日金曜日
発生時間帯14:00〜15:59
事例の概要
実施の有無実施あり
治療の程度不明
事例の概要調剤
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢70歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者患者本人
当事者薬剤師 2人
調剤に関する項目
発生場面内服薬調剤
事例の内容調剤忘れ
関連医薬品

厚労省コード7111001X1191
販売名乳糖「ホエイ」
製造販売業者名マイラン
発生要因に関する項目
発生要因確認を怠った
事例の内容
3種の細粒(アモキサン、デパス、リボトリール)と2種の錠剤(ジェイゾロフト、アルマール)を粉砕したものに乳糖「ホエイ」を賦形するところ、欠落した。後日、患者が来局した際に今回の処方量との相違を指摘され、散剤鑑査システムの秤量メモにて欠落したことに気付いた。
背景・要因
アルマールの用法が「(朝、夕)→(1、0)」の記載により1行空欄が出来たため、乳糖「ホエイ」の処方を見落としたと思われる。また、散剤鑑査システムの記録と処方箋照合を正しく行えなかったため、乳糖「ホエイ」が欠落した。
改善策
調剤時、秤量メモと処方箋のコピーの各薬剤毎に目視ではなく確認のチェックを入れる。薬歴の調剤上の留意点に「乳糖調剤忘れ注意」と記載し注意が向くようにして、確認してから調剤する。鑑査時、過去の薬包を含んだ総量、薬包を含んだ1日量の照合が出来るよう薬歴に記しチェック出来るようにする。