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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000008658
発生日時
発生年2009年
発生月8月
発生曜日木曜日
発生時間帯10:00〜11:59
事例の概要
実施の有無実施あり
治療の程度治療なし
事例の概要調剤
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢0歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者家族・付き添い
当事者薬剤師 1人
その他 病院事務員 1人
調剤に関する項目
発生場面内服薬調剤
事例の内容処方せん監査間違い
関連医薬品

厚労省コード6132013C1031
販売名セフゾン細粒小児用10%
製造販売業者名アステラス
発生要因に関する項目
発生要因判断を誤った
知識が不足していた
勤務状況が繁忙だった
施設・設備
教育・訓練
ルールの不備
事例の内容
当該患者にとびひの症状でセフゾン細粒小児用10%が1.8g/分3が処方された。患者の体重は11kgであり、通常、当該処方医師が処方する量よりも多いと考えたが、常用量の範囲内であったためそのまま投薬した。
4日後に再度来局した際、当該患者の兄(4歳)にセフゾン細粒小児用10%が1.5g/分3で処方されていたため、母親から薬の量が正しいかどうかの質問があり、処方医師に確認したところ、カルテの指示はセフゾン細粒小児用10%1.1g/分3であったことが分かった。
背景・要因
医師のカルテ指示を病院職員が読み間違え、そのことを疑義照会することなく患者に薬を投薬した。
改善策
小児用の薬が処方された時は体重確認を徹底する。通常医師が処方する量以上で処方された場合は、常用量の範囲内であっても疑義照会を行う。