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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000008700
発生日時
発生年2010年
発生月8月
発生曜日月曜日
発生時間帯不明
事例の概要
実施の有無実施なし
治療の程度
事例の概要疑義照会
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢0歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者当事者本人
当事者薬剤師 1人
疑義照会に関する項目
仮に変更前の処方の通りに服用した場合の影響患者に健康被害があったと推測される。
疑義があると判断した理由当該処方せんと薬局で管理している情報で判断
変更内容薬剤変更
処方された医薬品

厚労省コード3959001Q1137
販売名レフトーゼシロップ0.5%
製造販売業者名シオエ
変更になった医薬品

厚労省コード4419005Q1072
販売名ペリアクチンシロップ0.04%
製造販売業者名日医工
発生要因に関する項目
発生要因その他 医師が患者のアレルギー歴を把握していなかった
事例の内容
小児科医師が「レフトーゼシロップ0.5%3mL/分3、毎食後」を処方した。以前の問診表で卵アレルギーを持っていることが分かっていたため、患者の家族に再度確認を行った。卵アレルギーがあるとのことであった。レフトーゼシロップ0.5%の成分である塩化リゾチームは卵を原料にしているため、アレルギーを起こすリスクが高いため処方医師に疑義照会した。その結果、レフトーゼシロップ0.5%は中止となり、「ペリアクチンシロップ0.04%1mL/分3、毎食後」に変更となった。
背景・要因
医師が患者のアレルギー歴を把握していなかった。
改善策
はじめに患者のアレルギー歴を患者データで把握した上で調剤する。必要時は医師に疑義照会を行う。