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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000009545
発生日時
発生年2010年
発生月8月
発生曜日月曜日
発生時間帯16:00〜17:59
事例の概要
実施の有無実施なし
治療の程度
事例の概要疑義照会
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢0歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者当事者本人
当事者薬剤師 1人
事務員 1人
疑義照会に関する項目
仮に変更前の処方の通りに服用した場合の影響患者に健康被害が生じなかったが、医師の意図した薬効が得られなかったと推測される。
疑義があると判断した理由当該処方せんのみで判断
変更内容薬剤変更
処方された医薬品

厚労省コード2316004B1036
販売名ビオフェルミンR散
製造販売業者名ビオフェルミン
変更になった医薬品

厚労省コード2316012A1132
販売名ビオフェルミン配合散
製造販売業者名ビオフェルミン
発生要因に関する項目
発生要因知識が不足していた
事例の内容
小児科医師より「オゼックス細粒小児用15%1g/分2朝夕食後、ビオフェルミンR散1.2g/分2朝夕食後」が処方された。
ビオフェルミンR散は抗生物質、化学療法剤投与時の腸内菌叢の異常による諸症状の改善でペニシリン系、セファロスポリン系、アミノグリコシド系、マクロライド系、テトラサイクリン系、ナリジクス酸に使われるが、オゼックス細粒小児用15%はニューキノロン系経口抗菌製剤なので適応外であったため、処方箋を発行した医師に疑義照会を行った。「ビオフェルミンR散1.2g /分2朝夕食後」が「ビオフェルミン配合散1.2g/分2朝夕食後」に変更になった。
背景・要因
医師がビオフェルミンR散の適応を把握していなかった。
改善策
処方箋鑑査を徹底する。