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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000010776
発生日時
発生年2010年
発生月9月
発生曜日金曜日
発生時間帯12:00〜13:59
事例の概要
実施の有無実施なし
治療の程度
事例の概要疑義照会
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢50歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者その他 薬剤師
当事者薬剤師 1人
疑義照会に関する項目
仮に変更前の処方の通りに服用した場合の影響患者に健康被害が生じなかったが、医師の意図した薬効が得られなかったと推測される。
疑義があると判断した理由当該処方せんのみで判断
変更内容薬剤変更
処方された医薬品

厚労省コード1179019M1046
販売名アタラックス−Pカプセル25mg
製造販売業者名ファイザー
変更になった医薬品

厚労省コード2171014M1104
販売名アダラートカプセル5mg
製造販売業者名バイエル
発生要因に関する項目
発生要因コンピュータシステム
事例の内容
頓服の用法に「血圧180以上のときに服用」と記載されていたが、処方されている薬がアタラックス−Pカプセル25mgであった。患者に確認したところ、アタラックス−Pカプセル25mgは見たことがなく、アダラートカプセル5mgは服用したことがあるとの回答があったため、疑義照会したところ、アアダラートカプセル5mgに薬剤変更となった。
背景・要因
コンピュータに入力する際、当該薬の頭文字の3文字である「アダラ」を「アタラ」と間違えて入力した可能性がある。頓服の用法がしっかりと記載されていたため、気づき易かった。
改善策
頓服の用法をしっかりとチェックし、患者の話をよく聞くことが対策となり得る。