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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000011497
発生日時
発生年2010年
発生月9月
発生曜日水曜日
発生時間帯16:00〜17:59
事例の概要
実施の有無実施なし
治療の程度
事例の概要疑義照会
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢80歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者当事者本人
当事者薬剤師 1人
疑義照会に関する項目
仮に変更前の処方の通りに服用した場合の影響患者に健康被害があったと推測される。
疑義があると判断した理由当該処方せんと薬局で管理している情報で判断
変更内容薬剤変更
処方された医薬品

厚労省コード1180107D1131
販売名PL配合顆粒
製造販売業者名塩野義

厚労省コード2224001F1049
販売名ガイレス錠10mg
製造販売業者名イセイ
変更になった医薬品

厚労省コード5200075D1086
販売名ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)
製造販売業者名ツムラ

厚労省コード
販売名
製造販売業者名
発生要因に関する項目
発生要因その他 医師が患者の病歴を把握していなかった為
事例の内容
当該患者は風邪で病院に受診した。「PL配合顆粒3g/分3毎食後4日分、ガイレス錠10mg3錠/分3毎食後4日分」と記載された処方箋を持って来局した。当該患者は他院で緑内障の治療を受けており、PL配合顆粒とガイレス錠10mgは共に緑内障患者に禁忌のため、疑義照会を行った。「PL配合顆粒3g/分3毎食後4日分、ガイレス錠10mg3錠/分3毎食後4日分」が「ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)9g/分3毎食後3日分」へ変更となった。
背景・要因
当該患者は医師に緑内障であることを伝えていなかった。医師が患者の病歴を把握していなかった。
改善策
患者の病歴を把握する。相互作用ばかりではなく、疾患に関する禁忌薬の鑑査にも力を入れる。