事例詳細表示

公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000012918
発生日時
発生年2010年
発生月11月
発生曜日土曜日
発生時間帯10:00〜11:59
事例の概要
実施の有無実施なし
治療の程度
事例の概要疑義照会
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢0歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者患者本人
当事者薬剤師 1人
疑義照会に関する項目
仮に変更前の処方の通りに服用した場合の影響患者に健康被害が生じなかったが、医師の意図した薬効が得られなかったと推測される。
疑義があると判断した理由上記以外で判断
変更内容薬剤変更
処方された医薬品

厚労省コード2259707S2027
販売名ホクナリンテープ1mg
製造販売業者名アボット
変更になった医薬品

厚労省コード2259707S1020
販売名ホクナリンテープ0.5mg
製造販売業者名アボット
発生要因に関する項目
発生要因その他 医師による処方設計の考えの違い
事例の内容
3歳の小児患者に耳鼻科から「ホクナリンテープ1mg5枚、背中に1枚/日」が処方された。「数日前、小児科に受診した時、小児科医師から「3歳だが体重が10kg未満のためホクナリンテープは0.5mgにしておきます。」と言われて、ホクナリンテープ0.5mgが処方されたが、今回はホクナリンテープ1mgで大丈夫か。」との質問があった。ホクナリンテープは3歳以上9歳未満ではホクナリンテープ1mgであったが、念のため耳鼻科医師に疑義照会したところ、「ホクナリンテープ0.5mg5枚、背中に1枚/日」に変更になった。メーカーに問い合わせたところ、「臨床試験では0.5歳以上3歳未満は15kg未満と設定されている。」との回答があった。
背景・要因
医師による処方設計の違いであった。
改善策
処方鑑査を徹底し、安全な医療を徹底する。