事例詳細表示

公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000014810
発生日時
発生年2011年
発生月1月
発生曜日金曜日
発生時間帯18:00〜19:59
事例の概要
実施の有無実施なし
治療の程度
事例の概要疑義照会
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢50歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者当事者本人
当事者薬剤師 1人
疑義照会に関する項目
仮に変更前の処方の通りに服用した場合の影響患者に健康被害があったと推測される。
疑義があると判断した理由当該処方せんと薬局で管理している情報で判断
変更内容薬剤変更
処方された医薬品

厚労省コード6149003F2038
販売名クラリス錠200
製造販売業者名大正製薬
変更になった医薬品

厚労省コード6132016F2020
販売名フロモックス錠100mg
製造販売業者名塩野義
発生要因に関する項目
発生要因その他 相互作用があったため
事例の内容
内科に受診した患者に「クラリス錠200、2錠/分2朝夕食後、4日分」が処方された。患者は同病院の他の診療科にも受診しており、気管支喘息のために「テオドール錠100mg2錠/分2朝夕食後」を服用していた。クラリスロマイシンとテオフィリンは相互作用があり、併用することで痙攣、横紋筋融解症等のテオフィリンの中毒症状が報告されており、またクラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用により、テオフィリンの代謝が阻害され、その血中濃度が上昇するため、内科医師に疑義照会したところ、「フロモックス錠100mg3錠/分3毎食後、4日分」に変更となった。
背景・要因
相互作用があったため。
改善策
処方鑑査を徹底し、患者が医薬品を安全に服用することが出来るよう努める。