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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号000000014813
発生日時
発生年2011年
発生月1月
発生曜日土曜日
発生時間帯12:00〜13:59
事例の概要
実施の有無実施なし
治療の程度
事例の概要疑義照会
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢0歳代
患者の性別
医療関係者に関する情報
発見者当事者本人
当事者薬剤師 1人
疑義照会に関する項目
仮に変更前の処方の通りに服用した場合の影響患者に健康被害があったと推測される。
疑義があると判断した理由当該処方せんと薬局で管理している情報で判断
変更内容分量変更
処方された医薬品

厚労省コード2233002R2029
販売名ムコダインDS50%
製造販売業者名杏林
発生要因に関する項目
発生要因その他 医師が患者の体重を誤って把握していた。
事例の内容
耳鼻科に受診した小児患者に「ムコダインDS50%1.6g/分2朝夕食後、5日分」が処方された。患者インタビュー中に患者の母親に体重を確認したところ、22kgと返答があった。用法、用量は通常、「小児にカルボシステインとして体重(kg)当たり1日30mg(本剤0.06g)」のため、処方量であった1.6g/日では患者の体重が26kgの場合であった。よって医師に疑義照会したところ、「ムコダインDS50%1.4g/分2朝夕食後、5日分」に変更となった。
背景・要因
患者の体重を医師が誤って把握していた。
改善策
処方鑑査を徹底する。