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公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号100000055904報告年月2020/09
発生日時
発生曜日土曜日
発生時間帯8:00〜9:59
事例の区分
事例の区分疑義照会や処方医への情報提供に関する事例
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢80歳代
患者の性別女性
来局状況1初めて
来局状況2複数の薬局を利用(他薬局が主)
医療関係者に関する情報
発見者職種薬剤師(鑑査者)
発見者職種職種経験年数22年
事例の内容に関する項目
疑義照会や処方医への情報提供行った
発見場面交付後(経過観察中や在宅患者への訪問時も含む)
事例の内容副作用の発現
結果服薬中止
仮に変更前の処方通りに服用した場合の患者への影響患者に健康被害が生じたと推測される
判断した理由お薬手帳
患者・家族から聴取した情報
疑義照会や処方医への情報提供の手段服薬情報提供書
関連医薬品

厚労省コード2329023F1012
販売名ランソプラゾールOD錠15mg「日医工」
製造販売業者名日医工
発生要因その他 薬剤の副作用発現
事例の詳細
2020年3月に下痢症状で薬が欲しいと来店。土曜日だったため、症状と併用薬を聴取して市販の漢方薬を販売。9日間服用したが症状に変化なし。受診勧奨を実施し、内科クリニックに受診。その処方箋調剤を継続した。4月よりロペラミドの服用を継続されてるが、下痢症状に変化がない。2020年7月に大腸内視鏡検査を実施。しかし異常はなしの結果。下痢症状は継続。再度併用薬との作用を考察した結果、併用薬として服用中のランソプラゾールの服用(2020年1月より)継続されてるが、この副作用発現の可能性があると考えた。定期受診の8月に処方医宛に服薬情報提供書を作成して患者様にお渡しした。
推定される要因
ランソプラゾールの服用継続について、日本人の中に一定数のCYP2C19の少ない方があり、ランソプラゾールの代謝が遅延することで、服薬継続によりcollagenous colitisの発生。下痢症状が継続する例があると報告があります。タケプロンOD15の添付文書にも下痢症状の継続がある場合は、服用を中止することと記載があります。
薬局での取り組み
服薬情報提供書で状況を説明し、PPIからH2ブロッカーのファモチジンへの変更はどうかと処方提案したが、処方医はPPIを中止して定期処方を継続。ランソプラゾールを休薬してから2週間程度で、ロペラミドを併用すると便秘傾向が出てきたと相談あり。ロペラミドの休薬を説明実施した。またランソプラゾールの処方がされてる処方の分が循環器科でその方のメインの処方であったが、他薬局での調剤であったが、かかりつけとして当薬局で調剤、経過観察させてもらいたい旨説明実施して、循環器の処方も調剤に至っている。