事例詳細表示

公益財団法人日本医療機能評価機構
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業

事例番号100000361875報告年月2023/02
発生日時
発生曜日水曜日
発生時間帯16:00〜17:59
事例の区分
事例の区分疑義照会や処方医への情報提供に関する事例
患者に関する情報
患者の数1人
患者の年齢60歳代
患者の性別女性
来局状況1初めて
来局状況2当薬局のみ利用
医療関係者に関する情報
発見者職種薬剤師(鑑査者)
発見者職種職種経験年数13年
事例の内容に関する項目
疑義照会や処方医への情報提供行った
発見場面処方監査
事例の内容薬剤名
結果その他 薬剤変更(同成分)
仮に変更前の処方通りに服用した場合の患者への影響適正な治療効果を得られなかったと推測される
判断した理由お薬手帳
患者・家族から聴取した情報
疑義照会や処方医への情報提供の手段電話
関連医薬品

厚労省コード2492414G5024
販売名ヒューマログ注ミリオペン
製造販売業者名リリー

厚労省コード2492414G9020
販売名ヒューマログ注ミリオペンHD
製造販売業者名リリー
発生要因患者とのコミュニケーション不足・齟齬
医薬品の名称類似
事例の詳細
患者は今回から別の病院に転院し、初回の処方を当薬局に初めて持参された。処方箋にはヒューマログ注ミリオペン朝0.5単位、昼0.5単位、夕2単位が記載されていた。0.5単位を設定できるのはヒューマログ注ミリオペンHDであり、患者の薬手帳でも、今までの病院からはヒューマログ注ミリオペンHDが処方されていたことを確認した。医師に疑義照会し、ヒューマログ注ミリオペンからヒューマログ注ミリオペンHDに処方変更となった。
推定される要因
今までの使用していたインスリンの確認不足、今回処方に病院はヒューマログ注ミリオペンHDを通常使用していないため、入力を間違えた可能性がある。
薬局での取り組み
当薬局でもヒューマログ注ミリオペンHDを扱うのは初めてだったが、処方箋監査時に0.5単位を設定できるのはHDであることを確認し、疑義照会につなげた。普段見慣れない処方記載があった場合は、その背景や薬剤について確認してから調剤する。